フットケア研究会

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    表題の会があって、講演をちょっとだけ聞きました。

    会そのものは以前からあって毎年、誰か先生を呼んで講演してもらったりしています。
    (そうした催しには、スポンサーである製薬会社がつくのですが
    それにしてもツテで高名な先生を呼んだりするのは大変そうだな、と思うと
    会を仕切っている先生は、大したものだな、と感心します。この会に限らず)

    で、今日は一般演題として
    中央病院からの発表と、日赤の看護師さんからの発表がありました。
    本当は日赤の看護師さんの発表目当てだったのですが、
    時間の予想が悪く聞きそびれました。

    それで結局特別講演だけを後半くらいまで聞いて帰ってきたわけです。
    特別講演は、渥美義仁先生といって糖尿病の世界では有名な先生でした。

    話を聞いたのは初めてだったかもしれません。
    そう突飛な話はなく、経験的な部分からフットケアで気をつけることをいろいろ話されていました。

    中でも患者さんの話している様子を動画で流していたのですが
    よくまあ、そんな様子まで記録していたな・・・とそっちに感心して見ていました。
    (例えば足病変の写真くらいなら診療の合間にデジカメで撮れるでしょうが
    ビデオを回すとか、まして患者さんの話す内容を撮るって・・・
    思い通りに患者さんが話をするとも限らないのに。)

    講演などで使うための動画として撮影するのでしょうけど
    たくさん講演する先生は違うな・・・と思って見ていました。


    一番最後、足病変予防のための血糖コントロールについては聞かずに帰ったのでわかりませんが
    それまでの話では、結論としてフットケアに特別な近道はないように感じました。
    糖尿病患者さん全員の足を見ることは不可能ですが
    できるだけ耳を傾けるとか、看護師さんに余裕があれば聞いてもらうとか
    そんなことでなんとかするしかないように感じられました。

    あと、個人的に思うことは
    足で壊疽などを起こす方は、通院を中断した後にそうなることが圧倒的に多いと感じます。
    医療者が気をつけようにも通院してくれなければどうしようもありません。
    当然処置も遅れます。遅れれば切断することも多くなってしまいます。
    どんなことがあっても糖尿病での通院は中断しないことはおすすめします。

    第28回 糖尿病を知るつどい 終了

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      今日は知るつどいがありました。

      最期の質問コーナーやりました。
      やはり基本的に質問に答えていただけなので、あんまり達成感はありませんが・・・

      八幡先生曰く同窓会なんですよね。知るつどい。
      今年で28回目で、28年もやっているわけですから
      リピーターの方も多くて、初期の頃からの八幡ファンもいっぱいいるのだと思います。

      八幡先生の話は上手いので、確かに聞くと納得できてわかりやすいし。
      知った人と年1回顔を合わせるのも、あるいは同じ病気の人が周りにもいる、と
      治療意欲をアップできるのだろうと思いますが。
      でも、その同窓会効果はやはり同窓会の人にとってのもので
      良くも悪くも「知るつどい」は八幡ワールドなんだよな・・・と
      今年もそんな印象を持ちました。

      自分の中では、
      糖尿病という長く付き合うべき病気へのモチベーションを如何に保つか?
      そこが最大の治療の障壁だと思うし
      私自身は知識を深める「知るつどい」より決起集会的な「やる気を出すつどい」が欲しい。
      と、以前から思っているのですが、ただその方法が具体的になっていないのと
      考えて実行する余裕がない、ということで進んでいかないのです。

      自分に置き換えて考えても、筋トレを続けたい、と思って
      例えばガクトのコンサートに行ったら気合が入って暫く筋トレを続けられても
      その気持の高ぶりもいつまでもは持続できない。
      高い意欲を如何に持続するかは誰にとっても難しい問題なのだと思うのです。

      だからこそ、ブースト効果的な気合を増強したり、気合を入れなおす場があったらいい、と思うのですが。
      この企みが現地味を持っていけるのは、あったとしてもPTAが終わってから
      まだまだ先ですな・・・。

      ともかく、つどい関係者の皆様、お疲れ様でした。
      来てくださった方々も、長時間お疲れ様でした。

      糖尿病を知るつどい 2014

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        明日!10月4日(土)13:30〜
        リリックホールにて「糖尿病を知るつどい」があります。

        参加自由。誰でもタダです。
        低血糖について、若い糖尿病の先生、栄養士さん、薬剤師さん、
        いろんな人の話を聞けます。

        血糖測定もタダでできます。

        私はこっそり一番最後に、質問に答えるコーナーに出ます。

        毎年、宣伝するのを忘れてしまいますが、暇な人はお気軽に〜
         

        SGLT2阻害薬

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          突然ですが、滅多にない糖尿病の話題です。

          まあ、今日の外来でちょっと話に出たのでざっくりと書いてみようか程度なのですが
          (本当はしっかり調べて書くべきなのですが、手元に詳しい資料もないので
          不正確な部分もあるかもなのですが、概ね間違いを書かないように気をつけつつ書きます)

          そう。それはSGLT2阻害薬です。
          日本では今年の4月から発売が開始され、立て続けに4剤が発売され
          先月さらに1剤。もう少しするとまた1剤発売されていく予定です。

          なんでそんなに各製薬会社が競って発売するかというと
          効果が高い→売れる→儲かる
          比較的安全→
          という図式だからなのです。

          今でこそ人類の多くは飽食の時代に突入し、余るほどの食料に囲まれています。
          が、一昔前までは少しのエネルギーも無駄にはできませんでした。
          と、いうことで、尿の中に出ていきそうになった糖分は血液中に再取り込みされているのです。
          これは糖尿病の人に限ったことでなく、誰もが尿に出かかっては無駄にならないように引き戻されています。
          しかし糖尿病の人はあまりに血糖が高くなっているために、尿にも糖が漏れ出てしまうのです。

          細かい言葉の意味は説明しませんが(SGLT2の意味とか)
          今回のSGLT2阻害薬は、その尿から血液への糖の再取り込みをブロックする薬なのです。
          つまり、「おしっこに余分な糖を垂れ流す薬」です。

          まだ新しく発売され始めたばかりで2週間ずつしか処方できないのですが
          うち(木村医院)で処方した方で見ると、血糖が高ければ高いほど効果が出ているようでした。
          (基本的に余分な糖分を排泄する薬なので、血糖が高ければ高いほど効くのは理にかなっています)

          尿が出すぎて脱水になることが一番の心配ですが
          気をつけながら使えば効果は十分に期待できそうです。

          あ。あと余分な糖(すなわちカロリー)が排泄されるので基本的に痩せます。


          興味のある方は受診の際にご相談ください。
          ・・・久しぶりにまじめに医者的な話をしたぜ。フー。

          糖尿病診療連携を考える会 打ち合わせ会2

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            今日はタイトルの会議がありました。

            前回同様、診療連携情報提供書の検討から始まり
            25日の「第2回糖尿病診療連携を考える会」の具体的打ち合わせをしました。

            各医療機関のコメディカルも参加OKで
            かなり自由に打ち合わせ参加メンバーと話す場も用意されてます。
            さすがに医療関係者以外は入れませんが。

            ワールドカフェ形式で話をするのが今から楽しみです。

            ・・・ちなみにワールドカフェはこれまでも何度かこのブログに出てますが
            5,6人くらいの小さなテーブルで活発に会話して
            時間がきたら一人を残して他のメンバーは別の机に移動して
            そうやって3,4回別の机で話をして意見を拡めたり聞いたりする
            そんなコミュニケーションの方法です。

            スタッフにも未経験な人が多いのですが
            だからこそどんなに自由な楽しい話ができるのかワクワクします。

            インスリンの使い方

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              今日は非常にクローズドな勉強会に行ってきました。

              高槻赤十字病院の金子先生を呼んで
              中央病院の八幡先生と、高木内科の高木先生・・・
              それしかいない勉強会。
              なんか重鎮達を前に、私はここにいてもいいのだろうか?と思うメンバー構成。

              しかし会は少人数な事もあって非常にフレンドリーに進みました。
              そして大変実践的なインスリンの使い方を討論できたのでした。

              まず。一般読者にもわかるようなところから説明すると
              インスリンというのは血糖値を下げるホルモンで膵臓から分泌されている。
              治療のために注射で打つインスリンというのは
              本来のインスリンに手を加えてゆっくり効くようにしたり
              速く効くタイプとゆっくり効くタイプを混ぜて作ってあったりする。

              いろいろな薬が効かなかったり十分に良い血糖に到達できない人でも
              インスリンは効く(逆にこれが効かなかったらもうお手上げになる)。
              だから昔は散々内服薬で粘って、最後の手段としてインスリンを使っていた。

              しかし昨今では早期にインスリンで血糖を改善し
              逆にインスリンを減らして再び内服でコントロールできる状態に戻す
              ということが良く行われるようになってきている。

              分かりやすい感覚で表現すると
              高血糖のときは膵臓は限界まで頑張っているが疲れきってしまう。
              一方インスリンを注射すると少し休憩できるのでまた頑張れる、という感じ。


              そんなインスリンの使い方で今日話していたのは
              非常にゆっくり効くタイプのインスリンを使って、朝、起床時の血糖値を下げると
              (インスリン分泌能力がちゃんと残っている人に限るが)
              各食後の血糖値も意外と下げれるということ。

              良く今まで私も使っていたのですが
              (超)速効型のインスリンを食事毎に使用して食後血糖を下げようとするところ、
              速効型なしでも意外と下がると言うことに他の先生もおどろきでした。

              結局、自分でもやってみないとよく分からない。
              ということになるのかもしれませんが
              今日の実践的な話はためになりました。

              持効型インスリンは446688という感じで連日増やして
              空腹時血糖120になった単位でストップする。←メモ(笑)
               

              認知症と生活習慣病を考える会

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                最近なかなか書き込めなくて今日は一気に書き込む予定、の第1弾です。

                先週7月17日(木)に表題の勉強会に行ってきました。

                勉強会に行くのも久しぶりです。
                その勉強会では、
                新潟大学脳研究所 生命科学リソース研究センター 教授 池内健 先生と
                国立長寿医療研究センター 物忘れセンター長 櫻井孝 先生を呼んで
                「脳内でインスリンはナニヲしているのか?」と
                「認知症の包括的管理と糖尿病治療」という講演がありました。

                これがまあ全体を通して難しい話だったわけです。
                解りやすい部分(というか自分がわかった部分)だけ箇条書きすると・・・

                脳は全身の糖の20%を利用している。
                脳にはインスリンによって糖を利用する部分とインスリンなしで糖を利用する部分がある。
                経鼻的に(鼻から)インスリンを投与すると認知機能が改善する。
                (血中のインスリン濃度は上がらずに、髄液中のインスリン濃度が上がるそうなのだが、どう投与するのか?)
                アルツハイマーではインスリン抵抗性が上がっている(インスリンが効きにくくなっている)。
                末梢(全身)でインスリン抵抗性が上がると脳にアミロイドβが沈着する。
                脳でインスリン抵抗性が上がるとリン酸化タウが増えて神経細胞が死滅していく。
                それこそがアルツハイマーの本質かもしれないのでインスリン抵抗性を改善させると認知症が改善する。

                糖尿病の人では認知症のリスクが1.6倍と言われている。
                しかし糖尿病の人の認知症は血管性とアルツハイマーが合わさって複雑。
                重症の低血糖を2回以上経験した人の認知症のリスクは1.8倍。
                糖尿病の人にはアルツハイマーの変化である老人斑が増えていた。
                とかなんとか
                結局血糖が高すぎても低すぎても良くないのでHbA1cなら7.2%くらいがいいらしい。

                とか。そんな感じでした。

                珍しいテーマだったからこそ聞いて見たのですが難しかった。
                かつ、よく分かっていないこともまだまだありました。

                現在糖尿病薬で認知症の治療をできないか研究中だそうです。

                きゅうり一本勝負

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                  昨日のことですが
                  昔から木村医院に来ている糖尿病の患者さんが話していました。

                  昔、おとうさんから(私にとってはおじいちゃんだと思うのですが)
                  「毎日1本きゅうりを食え」と言われて、それからずっと夏はきゅうりを食ってる。
                  と、聞きました。

                  ああ。これはいい教えだと思いました。

                  糖尿病にとって良い食事と言うのは、いろいろあるのですが
                  欲張るといろんなポイントがありすぎて何を注意したらいいのかわからなくなります。

                  個人的には詰め込んでも無理なので毎回一つだけ気をつけることを話そうとはしていますが

                  「きゅうり1本食え」

                  というのはものすごく簡単で、しかしそれだけで確実に効果がある良い教えです。

                  きゅうりのカロリーはほぼゼロ。しかし1本食べればそれなりに腹は膨れるので
                  食べた分、他の余計なものを食わなくて済むという効果が期待できます。
                  しかも手軽で、調理の必要もないし、細かい指示もなく解りやすい。

                  それを死んだおじいちゃんから教えてもらったのなら
                  少なくとも20年以上は前から実践しているわけです。

                  20年間も継続していればその効果たるや、きっと数年分の健康寿命に相当するのでは
                  と適当に予想できます。

                  そういうズバッと効果のあることを教えれるのが、いい医者なんだろうな〜
                  と、こっそり思いました。

                  ・・・本当にきゅうりはお勧めです。(別にトマトでもナスでもいいですけど)

                  糖尿病診療連携を考える会 打ち合わせ会

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                    実にローカルな糖尿病の話題です。

                    8月25日(月)に 第2回糖尿病診療連携を考える会 があります。
                    その打ち合わせ会が昨日ありました。

                    糖尿病診療連携情報提供書 の書式をみんなで検討し
                    それから会での講演の内容や、講演後のディスカッションの形式などを話し合いました。

                    講演は佐久の仲もとじ(字はわかりません)先生とやら
                    で、かの地では診療連携が進んでいるらしいので、そんな話になりそうな感じ。

                    その後のディスカッションではワールドカフェ形式での会話を計画中です。


                    診療連携は、病院に集中しがちな糖尿病患者さんを開業医に回したい
                    という意図がそもそも根底にありました。
                    何かの病気で病院のお世話になると実は糖尿病でした、というパターンが多いのです。
                    しかし病院には重症な人たちが紹介されてきて外来はパンクしてしまいます。

                    そんなところから徐々に話が進んでいた病診連携ですが
                    4月からの点数改正では病院から診療所への紹介率なども
                    点数に大きく関わってくるようになったようなので
                    そんな意味でも病院サイドとしては安定した糖尿病患者さんを診療所に紹介したい
                    という意向は強くなってきていると思います。(全国的に)

                    そこら辺のことを患者さんにも理解していってもらって
                    連携しないと、医者間の連携と同時にコマーシャルが必要ですね。

                    家族で守ろうパパの健康2014

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                      日付は変わってしまいましたが(今日2度目の書き出し)
                      ワールドカップ初戦、残念ながら日本は負けてしまいました。
                      そのころ私が何をしていたかというと
                      表題のイベントでドクターブースで健康相談をしていました。

                      このイベントは数年前から父の日に合わせて
                      血圧、血糖、体組成計、呼気一酸化炭素濃度などを測定したり
                      食事相談や医療相談にも応じることで
                      まだ病気の進んでない人の健康を増進しようというイベントです。

                      これがちょうど長岡のアピタの大きなテレビ(モニター?)の前のスペースであったわけです。
                      タイミングがいいのか悪いのか、大きなテレビでは日本VSコートジボワール戦、
                      さすがに試合中はなかなか相談者も来ませんでした。
                      相談に人が来たのはまだ日本が1点リードの状況。
                      まさか医療相談とかしてないで日本を応援しようよ、とは言えず
                      数分の医療相談をすると次にテレビを見たときには逆転されてました・・・。
                      なんということでしょう。

                      ワールドカップはさておき、医療相談はいろんな人が来ました。
                      やせないとか、糖尿病が心配とか、低血糖かもしれないとか、禁煙したいとか
                      中にはただブースがあるから入ったけど絶対禁煙はしません、という人もいました。

                      いろんな人がいるものです。
                      でも、医者にかかるのは面倒でも相談したいことは少しはあったりするもので
                      気軽に相談できるそんな場所はいつもどこかにあってもいいような気もしました。

                      糖尿病関連の会は、患者のための「糖尿病を知るつどい」や
                      先日の「チーム医療を考える会」、しょっちゅうある医者の勉強会などたくさんありますが
                      健康な人対象の会がこれからはもっとあるべきだと思います。

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